もっともやさしい釉薬入門書おすすめ度
★★★★★
この本は以前出版された「やきものをつくる 釉がわかる本」の単なる改訂版ではなく、7割くらいは新しく書き加えられたものです。前著を買われた方は損をしたと思うかもしれませんね。
最大の特徴は300点を超える調合例がすべてカラー写真で示されていることでしょう。それも木灰の種類による違いや、粘土による違いなどまで示す徹底振り。伝統的なものから現代的なものまで、試したいと思う例がいくつも見つかるはずです。
さらには著者が学生を相手に一から釉薬について講義した授業をもとにして、それぞれの材料がどのような役割を果たしているのか、とても判り易く解説されています。調合例があっても焼成環境によってうまくいかないことが多いのですが、これを読めば何を調整すればよいのかが判ってきます。
初めて釉薬を作る方にも、経験はあるけどうまくいかず困っている方にもおすすめの一冊です。
概要
やきものを強くしたり、美しくしたりする釉は、とっつきにくいものかもしれません。なかには、自分には理解できないからと、あきらめている人だっていると思います。また、好奇心があって自分で釉を調合している人でも、釉の仕組みを理解できないまま、本に載っている調合比率の通りに、原料を混ぜ合わせるだけなのが大半なのではないでしょうか。この本では、釉の仕組みを授業形式で、わかりやすく説明します。